9月6日(木)
一夜のペットにさよならの朝

アントワープでよく見かける鳩は「Houtduif」といって
木(Hout)の鳩(duif)という意味で、日本語だとモリバトという。
もともと森や公園に住んでいた。
それと日本でもよく見かける普通の土鳩もたくさんいる。
モリバトと対を成すようにこちらは「Stadsduif」といって
町の(Stads)鳩(duif)という意味だ。
飛べなくなったらしい鳩が昨日から
我が家の猫の額ほどの庭でうずくまっていた。
でも鳩なのかな?
くちばしが違う気がするし、
土鳩とは異なる色の、モリバトっぽいけれど、特徴の首の輪がない。
一向に飛び立つ様子も見せず、
夜は雨水を貯めるタンクの縁に止まって目をつぶっていた。
ここならたとえ猫がきてもよじのぼれないね。
寝ぼけて落ちて、溺れないでね、
朝起きて、鳥の安否が気がかりでまず庭に出た。
そうしたら鳥はテラスをとことこ歩いて、部屋の中をのぞいたりしていた。
なんだかうちのペットみたい。
それからしばらくして、思い立ったように羽を広げて舞い上がって
塀向こうの家の庭の、ツタのからまる物置の屋根に姿を消した。
元気でね。
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