自分を磨く朝 なりたい自分をつくる、朝の過ごし方

「お気づきでしょうか。2008年は十二支(子・丑・寅・卯…)が一番初めに戻る年です。新しい12年の始まりである “子年”の一年なのですね。始まりを意味する“一”の文字と、完了を意味する “了”という文字が組み合わさったてできた“子年”は、変化という言葉が古来からのキーワードです。全ての始まりである朝に、今まで抱いてきた“なりたい自分への夢”の実現に向かって自分磨きをしていきましょう」と語るのは、日本の伝統精神や、格調高いプロトコールを継承し、日本を代表する紳士・淑女教育家である上月マリア先生。

紳士淑女教育かの上月マリア先生
夢実現ノート
夢実現ノートを綴るという真週間
『今よりもっと良い自分、幸せな日々を思い描きこうありたい』と一年の目標を立てる1月。“私は私のプロデューサー”という美意識を持ち、“○○したい、”という想い、自分磨きの具体的な道を実現するための「夢実現ノート」を綴る朝の新習慣を始めてみませんか。心穏やかな一日のはじまりにピッタリの習慣です。

ルールは簡単。「夢実現ノート」をはじめるのに大切なのは、自分の大好きなノート、センスに合うノート、手元においておきたくなるようなノートを用意し、綴ることです。ノートを開いたら、右側のページを右脳、左側のページを左脳ととらえながら、ノートの右側のページには願いを叶えるために必要と思われる事柄や感情を思いつくままに全て書き出します。右ページを綴る中で、自分自身の好みの発見や、心の奥底に潜んでいたモヤモヤも書き出されていきます。

夢や自分磨きに必要な項目といっても、すぐには思い浮かばない方もいるかもしれません。そのような時には、今出来ることの中で一番楽しいことを思い浮かべてみてください。楽しい、嬉しいと思うことを書き出すことが、なりたい自分をつくる自分磨きのファーストステップです。

右側のページを書き出すことができたら、次に、左側のページを書いてみましょう。左側のページは“整理”と“具体化”のページです。右側のページに書き出した事柄に、実行する順番(優先順位)をつけて、左に改めて並べ変えてみます。すると、頭と心がまとまり、悩みがあればその解決方法も見えてきます。また、なりたい自分をつくるために、今何をすればよいのかが明確になります。

大脳生理学では、右脳と左脳の両方を使うときに、脳全体が活性化すると言われています。想像(右脳が司る)は表現(左脳が司る)することで、初めて実現へと向かうという大脳生理学の基本を活用した夢実現ノートの綴り方。1月の朝は、新しい1年に思いを馳せて、なりたい自分、磨かれてゆく自分を思い浮かべながらわくわくとした気持ちで、夢実現ノートをつけていくことを習慣化してみましょう。

週末や、ちょっと時間のある朝に、お気に入りのカップで大好きなお茶を飲みながら…というのがおすすめです。
はじまりの朝は、自分におもてなしをするように過ごしましょう
朝は、心・体・感性(脳)に目覚めてもらい、自分自身に一日気持ちよく働いていただくための“おもてなし”の時間ととらえ、思いやりをもって一日をはじめましょう。自分に対してできることは、人に対してもできること。気配りの効いたエレガントな人は、“気”を“配る”ことができるくらい心の中に“気”が充実して満たされている人です。朝時間に、自分自身を“おもてなし”することで、心と体を満たし、磨くことで、内面から輝きを放つ“本物の美人”を目指しましょう。“自分へのおもてなし=心身のブラッシュアップ”ポイントは以下の5点です。

心
自分自身を“おもてなし”するために、ご自分に「今日も一日よろしくね!」と言ってあげましょう。また、朝日の昇る東側を向き、自分のルーツとなるもの全て(宇宙、自然、ご先祖様、家族…)に思いを馳せて「おはようございます。今日もよろしくお願いします…」と感謝の気持ちを持ってごあいさつをすると、心が満たされ、晴れやかに磨かれたすこやかな気持ちで一日をスタートすることができます。
心
心も体も自分の意思で使うもの。今日一日自分のために働いてくれる大切な体に、思いやりの気持ちを伝えます。着替えの際、素肌をつま先から頭まで優しく、磨くようになでてあげましょう。今日の気分に合わせ、お気に入りのアロマオイルをつけながら、マッサージをしてもよいですね。細胞が目覚め、体がスッキリすることを感じるでしょう。
心
朝、触れるカップやプレートは美しいもの、本当に好きなものを。お客様にお出しするカップは、自分にも使うカップです。美意識は、生き物の本能、潜在能力活性の基本です。メイクアップのための鏡も本当に好きなものを…ご自身の顔を映すのですから。美しいもの、好きなものに日々触れることで、気品・品格は磨かれていきます。
心
「内面から磨かれ、なりたい自分を生きている方々は声とカツゼツが良い…」というのは真実です。自分の部屋は、今日という舞台に出る前の“楽屋”と考え、人前に出る前に、コミュニケーションツールである声と言葉のお手入れを。姿勢を正し、横隔膜に手を当てて声を出してみましょう。ビリビリと振動すれば体から正しく声が出ている証拠です。うまくいかない場合は、丹田に手を当てて、心が静かになるまで鼻で呼吸を。すると、腰がしっかり安定し、体の底から声を出すことができるようになります。
心
今日一日のエネルギーの全ての源となる太陽。どんなお天気でもかまいません。朝日が昇る東側を向き、目を閉じて、両手を空に向けて思いっきり延ばしながら、両足を大地にしっかりとつけて、深呼吸してみましょう。大地のエネルギーが足の裏から入り、体を通って天に抜けていくというようなイメージを持ちながら行うと、だんだんと力が沸いてきて、満足感で心が満たされていきます。

一日の始まりに、この5点を意識しながら、“おもてなし”するように朝の自分を磨いてみましょう。“自分自身”を美しく磨くことが、なりたい自分をつくる今日一日の大きな一歩になるでしょう。
自分へのおもてなし5ポイント
自分磨きのキーワードは自他への思いやり
ライフスタイルの文化度をあげること 自分磨き、なりたい自分になる努力は、自分のためだけに行うことと思いがちです。しかし、磨かれた自分は自分自身の中だけで終わるものではありません。それを核として、どんどん拡がり、ごく自然に周りの方々を大切に思う心が育まれ、互いに助け合う本物の“思いやり”の心と行動が備わって行きます。品性のある人、自他を幸せにすることのできる本物の美人として洗練され、磨かれて行くのです。

そして、このように努力して身につけた品性こそ、生涯にわたって自分自身を支えていく柱となり、困難にあったときには、考える指針…羅針盤となっていくのです。

また、ワンランク上の磨かれた自分・人生のために、今年からは“文化度”というキーワードも大切にしてみてください。文化度とは、国際社会の中で、国や人を判断する際のバロメーターとなるものです。そして、世界では文化度の高い女性のことを、敬意をこめて“Lady”と呼びます。

自分自身を “おもてなし”し、文化的な一日を送るためにも、大切な今日のはじまりである朝時間は、自分に対して最高の環境をプレゼント・演出してあげてください。たとえば、心地のよい音楽、読書、勉強、エクササイズなど、心の栄養になるものを意識的に取り入れてみましょう。

今日の積み重ねが、なりたい自分に近づく一歩です。新しい1年のはじまり、一日の始まりに、自分自身を磨き、おもてなしするよう2008年をはじめましょう。
上月マリアさん
上月マリアさん
株式会社ノーブル代表取締役、日本プロトコール&マナーズ協会理事長、EARTH PROJECT 代表…他。日本を代表する紳士・淑女教育家として国内外において各界のリーダー、政財界、文化人、その子女などにノブレス・オブリージュ教育を行う。映画「電車男」やドラマ「富豪刑事」などでもマナー指導を手がける。2003年、日本文化振興会「社会文化功労賞」を受賞。2006年ローマ法皇ベネディクト16世聖下より福音書簡拝受。著書に『皇室に学ぶプリンセスマナー』(大和書房)『幸運体質になる習慣』(PHP研究所)など多数。
上月マリアさん著書
編集部コメント
新しい一年の始まり。「さぁ、今年は自分磨きや、自分時間充実のために、もっと朝時間を活用しよう!」という決意新たに、早速、夢実現ノートをつくりました。年齢を重ねるたび、新しい一年を迎えるたびに、磨かれた自分、夢が叶っている自分を感じられたら素敵ですね。2008年はライフスタイルの文化度もUPして、ワンランク上の朝時間をすごすことで、内側からも自分をピカピカ磨いてゆきましょう♪ 


interview・text・compose by 内海裕子
design by Coo-Design