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聖夜にちなんで③『クリスマスまであと九日』

 

カフェボンボンのクリスマス特集第3弾は、異国情緒あふれるメキシコのクリスマス。

“ポサダ”という伝統行事に初めて参加する、小さな女の子の物語です。

20121206

クリスマスまであと九日 セシのポサダの日
作:マリー・ホール・エッツ&アウロラ・ラバスティダ/絵:マリー・ホール・エッツ/
訳:田辺五十鈴
出版社:冨山房

もうすぐクリスマスがやってきます。メキシコの女の子のセシは、おとなたちのポサダの話に興味しんしん。小さなセシだって、それがどんなに楽しいことか知っているもの。

ポサダとは、クリスマスの前の九日間、毎晩違う家で祝う特別のパーティーのこと。庭の木に、お菓子や果物を入れたピニャータ(くす玉人形)をつるします。

初めてポサダをしてもらえると知ったセシは嬉しくて、“あたしのポサダ”が待ちきれません。あたしのピニャータをつるしてもらえるの?あたしはどれだけまてばいいの?

植物があふれる中庭で人形を抱いて遊ぶセシ、村の大きな池であひるに話しかけるセシ。ポサダを待つセシの日々を、マリー・ホール・エッツが詩情豊かに描きます。

セシの「朝時間」は、マーケットに自分のピニャータを選びにいく日。

にぎやかな市場やポサダのお祝いはとてもエキゾチック。メキシコの熱気が伝わってきます。

本のお供には、メキシコの甘い飲み物、モカ・カリエンテ・ジャパネサをいかがでしょう。ホットココアとコーヒーを入れたカップにマシュマロを浮かせて……。

Love, まっこリ〜ナ

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まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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