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ハロウィーンの夜は時を超えて

 

今日のカフェボンボンのおすすめは、『ハロウィーンがやってきた』
少年たちの冒険と悪夢を描いた、レイ・ブラッドベリの傑作ファンタジーです。

20121011

ハロウィーンがやってきた
著者:レイ・ブラッドベリ/訳:伊藤典夫/絵:荒井良二
出版社:晶文社

子どもたちが待ちこがれるお祭りハロウィーンの日。

アメリカ中西部の小さな町で、仮装をした少年たちが、夜の風の中を笑いながら駆け抜けて行く。彼らが目指すのは夜の闇にそびえる幽霊屋敷。13歳の少年にとって、ハロウィーンの幽霊屋敷ほど、心ときめくものはないのだから。

8人の少年たちは、屋敷の怪人に導かれ、時をさかのぼり夜を飛び越えて旅をする。古代エジプトからギリシャ、パリ、メキシコ。「死者の日」ハロウィーンの秘密を知るために……。

一千個ものカボチャがぶらさがったハロウィーン・ツリーは圧巻!カボチャのロウソクに一斉に灯がともり、一千の笑み、二千の目に命が吹き込まれます。

魔女やお菓子はハロウィーンのほんの一面なんですよね。怖くて不気味で美しい夜を一度知ってしまったら、もう後戻りはできません。

この物語の「朝時間」は、キッチンから漂うパンプキンパイの匂い。本のお供には、メープルミルクティーをいかがですか。

以前ご紹介したレイ・ブラッドベリの作品『たんぽぽのお酒』もおすすめです!

Love, まっこリ〜ナ

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小説から絵本まで、編集者が選ぶ”朝読書”におすすめの1冊
Written by

まっこリ〜ナ

編集者・ライター

出版社勤務を経てフリーランスに。図鑑や写真集、子どもの本や雑誌などの編集に携わる。本がくれる愛のチカラを糧に生きる日々。いちばん好きな本の主人公は長くつ下のピッピ。
趣味は草花園芸、編み物、ランニング、スポーツ観戦。

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